小説を書きたいと思っているけれど、どう始めればいいのかわからないという方は多いかもしれません。
そこで今回は、最初に小説のプロット(構成)の作り方と、人工知能言語モデル「ChatGPT」を使った効率的な執筆方法を解説します。
全自動執筆についても後半に解説しています。5つのキーワードから小説を完成させられます。
これらの方法を使えば、あなたも長編小説が作成できます。是非、最後までお付き合いください。
ある程度の構成要素を作れるならnnプロンプトという方法で小説作成が可能です。
また、少しお金をかけてもいいからザクザク小説を書きたい方には簡易ファインチューニングという方法もあります。
小説のプロット(構成)作成方法
小説のプロット(構成)とは、小説の物語を構成するための設計図のようなものです。
以下のような手順でプロットを作成すると効果的です。
- キャラクターの設定と背景の設定
- ストーリーの要素の決定
- 重要なシーンの決定
- プロットの総仕上げ
1-キャラクターの設定と背景の設定
キャラクターの属性や目的、ストーリーの背景設定などを決めます。これらは物語の中心となる要素です。
- 主人公 : リムリン・テンペストル
- ゴブリンに転生
- 背景設定として異世界
2-ストーリーの要素の決定
ストーリーの軸となる出来事や、クライマックス、解決策などの要素を決定します。
軸となるのはゴブリンが平和な街を作ること、クライマックスとして人々の記憶に残った。
3-重要なシーンの決定
ストーリーの流れに沿って、重要なシーンを箇条書きにしてまとめます。各シーンには、説明や感情表現、展開などが含まれます。
設定シーン
- 交通事故で異世界転生
- ゴブリンになっていた
- 平和な街を作った
- 人々の記憶に残った
4-プロットの総仕上げ
各シーンの調整や、時間軸の整理、繋ぎ目の確認などを行います。簡潔かつ明確にまとめることが重要です。
プロットの試作として、このように作りました。
主人公(リムリン・テンペストル)は交通事故にあい、目覚めると人と魔物が混在する異世界にいた。
ゴブリンの姿になっており驚愕したが、奮起してこの世界で生きていくことを決意。そのためには人と魔物が協力することが必要と考え街を作ることを決めた。
平和な街を作り、主人公は人々の記憶に残る英雄となった。
ChatGPTを使って小説を書く方法
ChatGPTを使って小説を書く方法は以下の通りです。(ChatGPTの始め方)
人間とAIで分担作業します。
人間がプロット担当、AIが本文を担当します。
ChatGPTを使った基本的な執筆方法はこちら。
人間が担当する部分
人間が担当
- 小説のジャンルを考えます。(設定)
- 設定に合わせてストーリーの展開を考えます。(プロット=構成)
- プロットを参考に、始まりと終わりを明確にしておきます。
ジャンルはファンタジー。始まりは事故による転生、終わりは人々の記憶に残る。という構成にしました。
AIが担当する部分(ChatGPT)
ChatGPTに対して、設定した内容に基づいた文章を作成します。
このとき、ChatGPTの出力結果を見ながら、ストーリーの流れを調整していきます。繰り返し作業を行い、ストーリーを完成させます。
AIが担当
- 作成したプロットをCHAT-GPTに入力。
- 詳細なシーンを書く場合は「主人公が魔法を使うシーンを書いてください」など後から追記。
↓
以上が、ChatGPTを使って小説を書く方法です。
注意点ですが、ChatGPTは混雑によるエラーがあるため定期的に保存しておくと安心です。長文作成の途中でエラーが起こると最初から生成になります。
>> ChatGPTの始め方
【全自動生成】プロットから本文までをAI併用で執筆します
プロット作成が難しい場合には別のAIと連携して小説を書く方法もあります。
5つのキーワードから、プロットも本文も作成することができました。
理論上、何話でも話数を増やすことができ、100話を超える長編小説も作成できるようになります。
他のAIと連携してプロット作成
構成は少し考えたけれど、小説が書き進められない。
そんなときには、主人公の名前とキーワードさえあれば大まかなストーリーが作成できるAIがあります。
主人公と物語のキーワードを入力
主人公はリムリン=テンペストル。物語のキーワードとして以下を入力
- 交通事故で異世界転生
- ゴブリンになったリムリン
- 知らない世界にいる
- モンスターたちの街づくり
- 人魔交流
すると、このように生成されます。
短いストーリーですが、形になっています。
文字数チェックのため別なアプリにコピペします。(これはやらなくて大丈夫です)
↓
542文字の物語が作成されています。
AIが作った物語を分解して再生成
上記で作成された542文字のストーリー全文をChatGPTに[c1]としてコピペして要素を分けます。
[c1][c2][c3]……と番号を振っておくと、ChatGPTは順番に処理します。
要素を分けたら、次の手順でオリジナルストーリーに再生成します。
作成したプロットを元に物語の再生成
上記手順で作成されたプロットをChatGPTの別タスクとしてコピペします。(一括生成で処理できなかったため。)
全プロットをコピペしたら、最後に「上記プロットを使い、物語の第一話を作成」と入力します。
このように生成されました。
物語のベースを作ったAI
小説『転生したゴブリン』のベースはCatchyという言語生成AIを使いました。
物語のアイデアが明確な言葉にならず、プロットに落とし込めない時ってありますよね。
Catchyには、キーワードの入力だけで物語のベースを自動生成できる機能があります。
無料登録で毎月10回の生成ができます。
まとめ
- 物語にはプロットが必要
- プロットが作れるならChatGPTでの執筆がスムーズ
- プロットが作れない場合は別なAIも使う
- AIを併用するとキーワードだけで小説が執筆できる
今回はプロットの作り方とChatGPTへの応用方法。また、5個のキーワードだけで物語を完成させる方法を解説しました。
ChatGPTとCatchyの併用により、プロットと小説の執筆が全自動になりました。
ChatGPTへの命令文を工夫することで、理論上は無限に物語を作成することができます。それではAIによる良き小説ライフをお楽しみください。
この他にもChatGPTは人物設定や性格の生成なども無料版のまま生成できます。
ぜひご覧ください。
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