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主要な要素に分解したn行n列生成 プロンプトジェネレーターとして便利です。

ChatGPT

ChatGPTに人格を持たせたり、構成を作って小説を自動生成する方法が広まりました。

AIは便利ですが、基本となるアイデアは人間が出さなくてはなりません。その基本のアイデアさえ自動で生成する方法があります。

今回紹介する『n行n列プロンプト』を使うと分解した要素をランダム配置した一覧が作成でき、アイデア出しもAIが担当できます。(※以下、nnプロンプトと記載します)

伝わりにくいので画像を用意しました。人格を生成するとこんな事ができます。

動画本編はここをタップ
こんな人に読んでほしい
  • ChatGPTに人格をもたせたい
  • 小説のプロット案を量産したい
  • 画像生成のプロンプトを量産したい

上記の要素をランダム生成できます。

ランダム生成なので、「多彩なデータサンプルを作りたい」時に便利なプロンプトです。

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プロンプトジェネレーターの作り方

手順は2ステップ

  1. nnプロンプトで表の作成
  2. プロンプトの文章化(プロンプトからプロンプトを生成)

基本となるプロンプトはこのように書きます。コピペして○の部分に分解したいものを入力してください。

nnプロンプト(手順-1)

○○を次の主要な要素に分解し、それぞれの主要な要素を列とした表を作成してください。

n個の具体的な要素を自身で入力

行:テーブルをn行n列のデータを英語にして埋めて下さい。

※n=数字。同じ数字で揃えてください。

表が作成された後に次のプロンプトを入力します。英語で作成する理由は後にも書きますが、日本語だと縦長になって見づらいからです。

出力のためのプロンプト(手順-2)

各行を文章として日本語で記述してください。

ChatGPTにもたせる人格の生成。

擬似人格の生成

  1. nnプロンプトで人格リスト作成(手順-1)
  2. リストを個別に出力(手順-2)
  3. 深津式汎用プロンプトに入力(手順-3)

手順-1 nnプロンプトを入力

マッチングアプリにおける人格生成を例にします。

先程の○○の部分に「マッチングアプリでのやり取りを」と入力します。

要素の部分(行:)は「年齢、職業、学歴……etc」と10個入力しています。

実際のプロンプトはこのようになります。

nnプロンプトを入力(手順-1)

マッチングアプリに使う人格プロンプト

行に10個の要素を入れたので、10行10列でテーブル表示します。(※n=10)

テーブルとはエクセルなどで見るあの形の事です。

上記はマッチングアプリの会話練習のために作りました。

人格リストの表を作成するためのプロンプトです。

テーブル表示される

テーブル表示された人格リスト

n行n列なので、5行8列などでも使えますが、実際は数字は5行5列など同じ数字にする方が表示崩れしにくいです。

作成するとこのような表(テーブル)が生成されます。

手順-2 日本語プロンプトに直す

表が作成されたら、「各行を日本語で記述してください」と指示します。

プロンプトとして出力(手順-2)

見やすい形で一覧が生成されます。

この擬似的人格サンプルは10パターン作成しました。

要素が10個なのでサンプルも10パターン作成されます。(※n=10)

手順-3 深津式の『制約条件』として入力

深津式の制約条件に人格をコピペ

深津式に入力するプロンプトはこちら。コピペして使ってください。

  • 役割 : 架空のAさん(男)Bさん(女)を演じてください
  • 制約条件 : (Aさんの性格:nnプロンプトが作った人格コピペ)、(Bさんの性格:nnプロンプトが作った人格コピペ)
  • 本文 : 以上、AさんBさんの性格を参考に、マッチングアプリでのメッセージを初対面の段階から10往復の会話としてロールプレイしてください

このように入力すると、AIが生成した人格同士の会話が始まります。

日本語で表を作ると縦長になります

最初から日本語での作成もできますが、少し見づらい表になります。

縦書き表示がされる箇所が出てしまいます。

日本語で生成した縦長リスト

これは好みによりますので、英語・日本語どちらでも使いやすい方で大丈夫です。

もっと楽に使うならBingで調査

構成要素は自分で考えても良いですが、普遍的な内容で作成するならBingに答えてもらう方が早く負担が少なく済みます。

汎用的な使い方として、「○○の構成をn個の要素に分解し」と○の部分を差し替えるだけで文章にも画像にも対応できます。

Bingは調査が得意なAIを搭載しており、無料版でも最新情報に対応しています。

Bingの始め方はこちらを参考にどうぞ →

手順

  1. Bingで要素を抽出
  2. ChatGPTのnnプロンプトに要素をコピペ

「行」に入れる要素を”Bing”で洗い出す

Bingに構成要素の分析をさせる

小説の構成要素として一般的なものをBingに答えてもらいます。『GPT4』のボタンをタップしてから始めると精度が上がります。

また、後からプロンプトに組み込むので箇条書きにしてもらうと楽です。

Bingの答えをChatGPTに入れます

Bingが返答した10個の要素をChatGPTに「行」要素としてnn プロンプトを入力します。

行の内容に10個の要素をコピペしてください。

Bingの答えた要素を「行」の部分にコピペ

こちらを日本語に訳して文章化します。

イメージとしてはこのようになっています。

左:Bingの回答           右:CHAT-GPT

nnプロンプトの要素で小説を作成

テーブル表示の1に書かれたデータを使って小説を作成します。

「各行を文章として日本語で記述してください。」と入力すると以下のように生成されます。

英語の構成要素が日本語でプロンプト化される

CHATGPTが認識しやすいよう少し直す

プロンプトを反映した小説

Bingで構成要素を分解し、ChatGPTでnnプロンプトを使う事で小説が作成できました。

名前や設定などは「小説を執筆してください」の時に自由に変更できます。あなたの好みに微調整して使ってください。

  • あなた好みの名前や設定に微調整
  • オリジナルの小説が完成!

まとめ

以上のようなプロンプトを組むことで、ChatGPTをプロンプトジェネレーターとして活用できます。要素ごとにランダム配置された表が作成されるため様々な用途に対応できるのでオススメです。

この表を元に、ChatGPTに人格をもたせたり小説のプロット案を生成することができます。

他にもChatGPTを使った便利な使用方法を書いています。こちらの記事もぜひ読んでみてください。

画像 : 写真AC

About
@yashima

ChatGPTで文章作成がラクになる!学生生活をもっとタイパ良く。2022年11月のリリース当初からChatGPT使い倒し、普段の仕事では特別賞与30万を継続中。業務連絡の返信はほとんどAIで下書きしています。

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