Microsoftがandroid版の画像生成アプリ『Designer』をリリースしました。
このアプリは、高度なDALLE-3技術をベースにしており、クリエイティブな画像生成が可能です。完全無料、制限なしなのでMicrosoftの意気込みが見られます。
『Designer』ができる事として以下の機能があります。
- 商用利用可能な画像生成
- テンプレートを活用した画像合成
- ステッカー生成機能
- リムーブ(透過処理)
- 背景ぼかし(ポートレート)
上記機能を使用した実用例は以下。
- LINEスタンプの販売
- オウンドメディアのイメージ画像
- お店のチラシ作り
- 挿絵付き小説や絵本の作成
特にステッカー機能はLINEスタンプの作成に適しており、スタンプ販売の副業での利用に適しています。それでは見ていきましょう。
【基本機能 3つ】Microsoft Designerでできること
最初にお伝えした「designerでできること」は基本機能で3つ。加工機能が2つあります。
基本機能は以下。
- 生成
- 合成
- ステッカー作成
まず「Designer」のみの基本機能の解説をします。その後に実用的な使い方を解説しますね。
通常の画像生成では商用利用OKなイメージが作成できる
『Designer』の主要な機能の一つは、商用利用が可能な画像生成です。
簡単な命令文(プロンプト)を入力するだけで、オリジナルの画像を生成できます。これらの画像は商用プロジェクト、ウェブサイト、マーケティング資料など、さまざまなビジネスシーンで使用できます。
オウンドメディアの運営者やブログサイト運営者にとって非常に価値があります。
表情も再現できます
このように「照れる表情」が生成でき、他にも「泣き顔」「怒る顔」などにも対応てきます。
シード値の固定はまだできない
プロンプトは先程と同じですが、「シード値の固定」を追記しました。
結果、このようになりシード値固定はまだできません。(注 : 同じ人物が生成しづらい)
テンプレート利用でSNS向けの画像合成
『Designer』のもう一つの魅力は、テンプレートを利用した画像合成機能です。元の画像はこのテンプレートから選びました。
ユーザーはAIが生成した背景に、自分の手持ちの画像を組み合わせることができます。これにより、個性的で目を引くビジュアルが簡単に作成でき、TikTokやInstagramなどのSNSでの使用に最適です。
ユーザーは自分のスタイルに合わせて画像をカスタマイズし、フォロワーを増やすためのコンテンツ作りに役立てることができます。
ステッカー生成機能はLINEスタンプ制作など副業に最適
『Designer』はステッカー生成機能も提供しています。
ユーザーは独自のステッカーやLINEスタンプを簡単に作成でき、これを副業として販売することも可能です。
AIが提供する豊富なデザインオプションを利用すれば、ステッカー作成が手軽になり新たな収入源としても期待できます。
【具体例】Microsoft Designerでできる事を応用
Microsoft Designerは商用利用可能な画像生成ができるため、その他にも企業のオウンドメディアでの利用も可能。
WindowsCopilot(GPT4)との組み合わせにより完全無料でお店のチラシが作成できます。
例えば個人で営むカフェをテーマにチラシの画像を生成します。『コーヒー店』と入力し、オススメプロンプトの中から選ぶだけでこのような画像が生成されます。
↓ Copilotでチラシのフレーズを提案してもらう。コピペする。
↓ Copilot生成のキャッチフレーズとDesigner生成の画像を合成。
↓ テンプレートを選ぶだけで完成する。
【加工機能 2つ】Designerは画像加工もできる
加工機能について解説します。
加工機能は以下
- リムーブ(透過処理)
- 背景ぼかし
Designerは、スクリーンショットからでも利用可能なAI技術を駆使し、ユーザーが必要とする部分だけを瞬時に加工します。
従来、Photoshopのような専門的なツールでのみ可能だった作業が、Designerならワンタップで完了。初心者でも直感的に操作できます。
リムーブ(透過処理)
この機能は「必要な部分」のみを切り抜き、合成可能な状態にします。切り抜かれた部分は、他の画像に簡単に貼り付けられます。
背景ぼかし(ポートレート)
ポートレート作成に最適なこの機能は、スマホ撮影では不可欠。別のアプリケーションをダウンロードする必要はなく、Designerだけで背景ぼかしが可能です。
【実用例】実際に透過処理して合成します。
「リムーブ」をタップして、画像選択します。先程のコーヒー男性のスクショを読み込ませます。
↓AIにより「人物のみ」が切り抜かれて背景は「透過」されました。
↓たった今、空の写真を撮ったので「Add media」から選択。重なるので画面下の「①Arrange」をタップし「②To back」で空のレイヤーを後ろに送ります。
↓最後にサイズや位置を調整して完成です。
パッと作ったので雑コラ感はありますが、作り込めばちゃんとできそうな感じですよね。
まとめ『Microsoft Designer』ができること
Microsoftの『Designer』は、DALLE-3のパワーを活用し、誰でも簡単に高品質な画像生成ができる革新的なツールです。
繰り返しですが、Microsoft Designerができる事はこちらです。
- 商用利用可能な画像生成
- SNS向けのカスタマイズ可能な画像合成
- 副業に最適なステッカー生成機能
- オウンドメディアでの利用
- お店のチラシ
上記のように幅広い用途で利用できます。
『Designer』を使えば、あなたのクリエイティブなアイデアが現実のものとなり、新しいビジネスの機会を切り開くことができるでしょう。
Designer(DALLE-3)とBingを併用して作成した挿絵付きの小説を作成することもできます。ぜひご参考に。
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