今回使ったのは、ゲストを量産するために「nnプロンプト」を使用しました。
テーマはリハビリ。肩こり腰痛に悩むゲストキャラを美少女っぽい爺さんが助ける物語を作りました。
nnプロンプトの中身を差し替えると、一話完結ものの推理小説や恋愛小説の登場人物が量産できます。
小説執筆の基本的なやり方はこちらの方法です。
完成品『チャット爺(PT)』
プロットの作成
以前に、小説を半自動生成する方法を掲載しました。
一般的なプロットからの小説執筆は半自動が使いやすいです。
もう少しオリジナリティのある作品にする場合は、キャラクターを少し詳しく設定する必要があります。
アイデアの作り方は「既存×既存」です。
「既存×既存」のアイデア
ゼロからイチを作る難しさは、ご存知の通り。
私が作成した『チャット爺(PT)』の構成要素は
『沈黙のWEBライティング』
×
『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』
この2つを組み合わせています。
沈黙の~は毎回爆風を起こしつつSEOの課題を解決する物語です。
ワンポイントヤンキーは、厳つい見た目と反して博識で優しいというギャップある作りになっています。
爆風とギャップの2つを組み合わせてチャット爺のキャラクター設定をしました。
ワンポイントヤンキー : twitterで公開されています。著:おつじ 氏
物語の内容も既存×既存
物語の大筋は、理学療法士(PT)の爺さんが知識を生かして相談者の体調を改善していく話にしています。
役立ち情報として、身近なリハビリを使った体調改善方法を提示します。(ワンポイントヤンキーより)
リハビリでは爆風という見どころを作りました。(沈黙の~より)
最後にチャット爺の姿が明らかになり、相談者が驚くようにしています。
リハビリの成果で若々しい見た目になったと理由をつけました。(沈黙の~より)
沈黙のWEBライティングはマッチョが50kg近いPCを使います。検索するだけで爆風が起きます。
沈黙のWEBライティング : ウェブライダーというサイトで公開されています。著:松尾茂起 氏
※理学療法士(PT)とは病院などにいるリハビリの先生の事です。他にも作業療法士(OT)と言語聴覚士(ST)もいます。
ゲストキャラの生成
主人公と大筋ができたらChatGPTに命令を出します。
ゲストキャラクターは固定せず、毎回違う人を用意。悩みや職業もバリエーションを持たせます。
ランダムな10人を生成するため、使うのはnnプロンプト。
10パターンの登場人物を生成
ChatGPTに学習させる
命令で入力したのは5つの要素です。
- コンセプト
- 登場人物(A=爺、B=ゲスト)
- テーマ
- 構成
- 解説
登場人物の部分にnnプロンプトで作成した人物をBとして入力します。
最後に”了解したら「はい」と答えてください”と入力。
これでChatGPTが学習を完了しました。
最後の”了解したら「はい」と答えてください”がポイントです。
これを入れないと執筆開始されます。
執筆開始
設定を学習させたらテーマと文字数、その他の要望を入力します。
今回は
- テーマ-股関節痛
- 文字数-1000文字
- 要望-会話を入れる
続きと入力しても上手く反映されない事があるため、保険として「続きと入力したら物語の続きを作成してください」も入力しておきました。
複数話の一括生成は、可能ですが非推奨です。
生成を繰り返すごとに内容にズレが出てくるためです。(言葉遣いが変わるなど)
なので、一話分ずつ命令するほうが望ましい文章作成ができます。
複数話を一気に作成はオススメできません。
プロットのテンプレートをメモに残しておき、各話に合わせて修整しつつ執筆させます。
リライトと装飾
不自然な文章や、言い回しの修整をします。
上の画像はCHATGPTではこのように表示されています。
人物名が反映されておらず、チャット爺の言い回しも丁寧です。
名前をゲストキャラ生成での「佐川」に修整。
爺の口調も丁寧語ではなく「○○してみるといい」に修整。
画像はフリーの画像生成AIを使用しています。
改行と挿絵を入れて完成です。
解説パート
解説パートはCHATGPTでも生成できますが、より正確にしたいのでBingを使っています。
AIの返答ではありますが、日常で使えるリハビリ方法として筋は通っています。
「注意書き」を忘れずに
チャット爺(PT)はリハビリ=医療をテーマにしています。
内容が不正確では読者の健康を害する可能性があります。
正確性を高めるためにBingを使用しましたが、理学療法士監修ではなので真偽は定かではありません。
正確性が担保できない理由から「本作品はエンタメなので、病院に行ってください」と明記しています。
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