この記事の内容
- OpenAIの「sora」とは
- 「sora」を使うメリット
- DAY1の発表との連携
2024年12月、OpenAIが毎日新たな発表を行う「12 Days of OpenAI」をスタートさせました。
この取り組みは、AIの新たな可能性を広げる発表が連日行われるイベントであり、世界中の注目を集めています。
DAY3の発表では、文章から動画を生成する「Sora」の一般解放が発表されました。PCのみでなくスマホにも対応可能。有料プランのみの機能であり利用可能ユーザー以下のプランに加入が必要。
- ChatGPTplus(月額:約3,000円)
- ChatGPTPro(月額:約30,000円)
本記事では、このツールの特長や可能性について解説します。
参考:DAY1-ChatGPTPro発表。Proプランについてはこちらに記載。
「Sora」とは?
「Sora」は、AIを活用してテキスト入力からビデオコンテンツを生成する次世代ツールです。
これにより、クリエイターやマーケターがアイデアをビジュアル化し、プロフェッショナル品質のビデオを迅速に制作できるようになります。
「sora」の特長
- 簡単操作
- 高品質な編集機能
- 幅広い用途
簡単操作
文章を入力するだけで、AIが自動的に適切なビデオクリップやアニメーションを生成。画像生成のDALLIと同じ感覚で使えます。
参考:【画像生成】DALL-E3をスマホで使う!GPTplus版とBing版の違いを解説
高品質な編集機能
soraの編集機能は以下
- Re-cut:動画の切り取り
- Remix:プロンプトの追加による再生成
- Blend:2種類の動画を合成
- Loop:繰り返しの動画
生成した動画をカットしたり2つの動画の合成ができます。これらの機能によりtiktokでよく見る「人間が妖怪に変化する」ようなものが作れます。
幅広い用途
プレゼンテーション、広告、教育コンテンツ、ソーシャルメディア投稿など、多様な分野に応用可能。
広告の例では「おーいお茶」のCMがAI生成の女性を使って話題になっていました。これを個人が手元で作成できるようになりました。
「sora」の料金体系
soraを利用できるプランは2種類あり、利用可能な機能にも違いがあります。
Plus版 | Pro版 | |
料金 | 月額20ドル 約3,000円 | 月額200ドル 約30,000円 |
優先ビデオ | 50本 1,000クレジット | 500本 10,000クレジット |
解像度 | 720p | 1080p |
持続時間 | 5秒 | 20秒 |
同時生成 | 2 | 5 |
ダウンロード時の 透かし (ウーターマーク) | 有 | 無 |
「Sora」を使うメリット
- クリエイティビティの拡張
- コスト削減
- マーケティングの強化
クリエイティビティの拡張
従来のビデオ制作には、専門的な知識や時間が必要でした。しかし、「Sora」の登場により、誰でも簡単にビデオコンテンツを制作できる時代が到来します。これにより、アイデアをすぐに形にすることが可能になり、クリエイティブな可能性が大きく広がります。
コスト削減
ビデオ制作にかかる外注費や制作時間が大幅に削減されるため、中小企業や個人クリエイターにも手の届くツールと言えます。
マーケティングの強化
動画コンテンツの需要が高まる中、迅速かつ効果的なコンテンツ制作が可能となることで、マーケティング戦略の幅が広がります。
DAY1の発表との連携
DAY1では、推論モデル「OpenAI o1」の一般公開が発表され、月額200ドルのChatGPT Proサブスクリプションが提供開始となりました。
このプランには「o1」バージョンの無制限アクセスや音声モードが含まれており、今回の「Sora」との組み合わせで、テキストとマルチメディアの統合的な活用が期待されています。
今後の展開に注目
「12 Days of OpenAI」は、まだ始まったばかりです。
今後もAI技術を活用したさまざまな発表が予定されています。
OpenAI12days 2日目 まとめ
「Sora」は、AIがもたらす新しいクリエイティブ体験の象徴とも言えるツールです。
動画制作のハードルを下げることで、プロフェッショナルから一般ユーザーまで、幅広い層に利用される可能性があります。
これからのAI技術の進化を見据え、ビジネスやコンテンツ制作の可能性を広げてみてはいかがでしょうか?
ChatGPTを手軽に始めたい方は以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
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