作文に苦手意識がある中学生・高校生は少なくありません。そこでAIを使った作文の作り方を解説します。
夏・冬休みの宿題では定番の作文ですが、内容や文章が上手くまとまらなかったりしますよね。
ChatGPT(無料版)を使えば、ほぼ全自動で作文を書くことができます。
- 最短3分で作文完成!
- プロンプトのコピペだけで書ける!
- スマホで全部できる!
この記事では、『平和』というテーマで作文を書きます。どのようにChatGPTが活用できるかを解説します。
参考:読書感想文の生成方法 →
【結論:バレない】AIで書いた作文はバレるのか?
AIで書いた作文は「まずバレない」が結論です。
2024/11月現在まで文章AIの精度は上がり続け、自然な日本語で生成される事がほとんどだからです。
400文字の作文を生成するプロンプト
最も簡単に400文字以上の作文を書くプロンプトは以下。
テーマや学年などマーカー部分を書き直してお使いください。
「税金」について作文を書いてください。 私は「中学生」です。"400文字以上"500文字以内になるよう作成してください。
AIの作文がバレないかチェックした結果 → 「人間が書いた」
AI作文判定くんというサイトがあります。
作文を書いたのがAIなのか人間なのかを判定してくれます。
先ほどの簡単なプロンプトで作成した作文をコピペして判定した結果は以下の画像のとおり。
- 最終判定:人間
- AI度:20%
- 人間度:80%
AIの作文は判定アプリにもバレない
ChatGPTで作文を書く方法
ChatGPTで作文を書く方法は以下2つ。
- 一括生成
- 分割生成 ←おすすめ!
詳しく解説します。
2つの方法の特徴
各方法の特徴は以下。原稿用紙5枚は2,000文字です。
バレやすさ | 速度 | 修正 | 文字数 | 原稿用紙5枚 何分で書ける? | |
一括生成 | バレやすい | 爆速 | 多い | 2,000文字が 限度 | 3分 |
分割生成 | バレにくい | 遅い | 多い | 実質無限 | 30分 |
急いで作文を書きたいなら「一括生成」ですが、うまく修正しないとバレます。
バレずに作文を書きたいなら「分割生成」ですが、何度も生成するため時間が必要です。
【一括生成】作文を全自動で作成する
以下のプロンプトをコピペするとChatGPTが「それっぽい作文」を書いてくれます。
以下のプロンプトをお試しください。
平和についての作文を書いてください。 (制約条件) ・中学生にふさわしい言い回しを使う ・です、ます調で書く ・2,000文字程度で作成 ・冒頭部分は刺激的な表現にする ・構成は結論、そう考える理由、客観的な根拠、結論の順に書く
上記をChatGPTにコピペすると、作文全文が一気に生成されます。
実際の入力画面は以下。
↓
冒頭部分は先生にしっかり読まれるよう『刺激的な表現』と指示しています。「私は断言します」の部分に反映されています。
他にも『突飛な表現』『身近な例』などに変えても使えます。
この方法でも作文が作れますが、基本的な手順をChatGPTに処理させることでもっと精度の高い作文を作る事もできます。
ChatGPTで「更にバレない」作文を書くための基本的手順
作文を書く基本的な手順はこのようになります。
作文を書く手順
- テーマを決める
- 書きたいことを箇条書きにする
- 構成を考える
- まとめ部分を考える
- 冒頭部分の書き出しを工夫する
- 清書・推敲する
作文の完成度を高めるために、この手順をChatGPTで再現します。
ChatGPTで作文作成する手順
同じ手順をChatGPTに入力していきます。テーマとは学校が出した「お題」です。
今回はテストとして「平和」をテーマとします。人間が行う部分を(あなた)、ChatGPTを使う部分を(AI)と表記しています。
ChatGPT作文の手順
- (あなた)テーマを「平和」とする
- (AI)「平和」について書くことを箇条書きにする
- (AI)作文の構成を作成する
- (AI)作文のまとめ部分を作成
- (AI)冒頭部分の書き出しを作成
- (あなた)清書・推敲する
清書、推敲は不自然な言い回しが無いかを確認する作業なので、あなたが行ってください。
ChatGPT作文の準備
作文を書くときにChatGPTを使う方法はとても簡単です。ChatGPTの本家サイトにアクセスしてアカウントを作るだけで無料で使えます。
本家でアカウントを作りたくない方は登録不要の完全無料アプリもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
ChatGPTはどんな作文が作れるか
例えば、以下のようなことができます。
作文のテーマが決まっている作文をChatGPTで生成するときは、以下の「◯◯」をテーマに書き換えてお試しください。
〇〇について作文を作りたいです
↓
この入力で、ChatGPTはそのテーマに関する情報やアイデアを提供してくれます。
構成案をChatGPTで生成する方法
構成がわからない時は、以下のように入力すると良いでしょう。コピーしてから「◯◯」をテーマに書き換えてください。
○○について作文を書きます。構成を教えてください
↓
この入力でChatGPTはそのテーマに合った作文の構成を提案してくれます。
スマホにも対応しているので、通学中でもお風呂の中でも作文を簡単に生成できますよ。
>>公式ChatGPTアプリの解説(いわゆる本物)
>>登録無しのChatGPTアプリの解説(サードパーティ製)
【分割生成】ChatGPTで基本の手順を使う
それでは、具体的に『平和』というテーマで作文を書くときに、ChatGPTをどのように活用できるかを見ていきましょう。
テーマを「平和」とする
学校で出されたお題が「平和」だったとします。
ChatGPTに「平和」について教えてもらうことで作文の精度を上げることができます。
中学生が理解できるように平和について教えてください
上記プロンプトをChatGPTにコピペしてください。すると、以下のような回答が返ってきます。
このように、ChatGPTは「平和」について自分の考えを述べてくれます。
ChatGPTはあなたの話を聞いて、質問やコメントを返してくれます。
『中学生』を『高校生』に書き換えると高校生に向けた高度な説明になります。
書きたいことを箇条書きで書き出す
平和についての回答が得られたら、そのままの画面で以下のプロンプトをコピペしてください。
上記説明で大切な部分を箇条書きにしてください
ChatGPTは「上記」とは「先程の平和についての回答」だと記憶しています。
このように、ChatGPTは平和についての返答を箇条書きにしてくれます。
これによって、あなたは作文の内容をより具体的にすることができます。
作文の構成を作成する
次に、作文の構成を作成します。以下のプロンプトをコピペしてください。
中学生が作文を書きます。上記の箇条書きを使った構成を提案してください
↓
これは、作文の流れや論理性を確保するための重要な手順です。
この手順により、箇条書きが作文の文章構成になりました。
作文のまとめ部分・冒頭部分
次に、作文のまとめ部分と冒頭部分(導入部分)を作成します。
以下のプロンプトをコピペしてください。
上記構成で中学生が作文を書く場合の、まとめ部分と導入部分を作成してください
↓
↓
これで、作文の最初と最後が作成できました。
次で作文が完成します。
作文を作成
作文の本文を作成します。以下のプロンプトをコピペしてください。
これまでの手順を反映した作文が生成されます。
中学生が書いた作文を記述してください。 (制約条件) ・上記構成で作成 ・上記の冒頭部分とまとめ部分を入れる ・2,000文字程度で作成
↓
↓
残念ながら文字数は半分程度になっています。
こんな時は「尊重と理解の重要性について詳しく」と入力すれば自然な文章で文字数が増やせますよ。
『中学生』を『高校生』に書き換えると表現・語彙にバリエーションが増えて高校生らしい作文が生成されます。
清書・推敲
清書・推敲は、あなたが行う必要があります。
AIの文章は不自然な言い回しが時々あるので、自分で読んで変なところが無いか確認しましょう。
あなたが「これは書いておきたい」という内容があれば追記してくださいね。
今回の平和についての作文では、変な言い回しが無く、学校内での具体例も示されていて良い出来なのではないでしょうか。
AIバレの原因と回避方法
ChatGPTなどのテキスト生成AIが作った作文がバレる原因は以下。
- 言い回しが不自然(AIっぽい)
- クラス全員が同じテーマで作文を生成すると同じような文章ができあがる。
ChatGPTに『〇〇について作文を書いてください』とだけ入力すると、誰が書かせても同じような文章になります。←これでバレます
実際にAIを使った論文がバレたというニュースもありましたね。多数の生徒が似たような論文を提出したからです。
AIだとバレないようにする方法
AIだとバレないようにする方法は2つ。
- プロンプトを工夫する
- 自分で修正を入れる
平和をテーマとした作文を生成する場合の工夫としてプロンプトの追加があります。
『中学生が学校で実現可能な方法をメインに論じる』や『男女平等の見地から論じる』などプロンプトに一文加えると内容が大きく変わります。
プロンプトに付け足す部分を生成
AIだとバレないようにプロンプトに付け足す部分も自動生成できます。
以下のように入力してください。コピペで大丈夫です。
平和についての作文を書きます。サブテーマを10個提案してください
これで10個のサブテーマが作成されました。
ChatGPTで作ったサブテーマを反映させる
生成された10個の中から好みのサブテーマを選び、以下のようにコピペしてください。
メインテーマ:平和 サブテーマ:国際関係と平和 上記テーマで作文を作成してください
↓
すると、サブテーマを反映した作文が作成されます。
サブテーマを反映させることで、クラスメイトとは違う文章が生成されます。
最もAIだとバレない方法は
ChatGPTで作成した作文を、あくまで下書きとして扱います。下書きですので、自分で書き足したり文章を直します。
完全自動生成ではありませんが、これが最もAIの利用がバレずにあなた自身で書いた作文として提出する方法です。
下書きがあるだけでも相当タイパ良くなりますので、ぜひ試してみてください。
原稿用紙5枚の作文なら30分以内に書き終えられます。
分割生成プロンプトをまとめました
以下のプロンプトを上から順番にコピペしてお使いください。AIバレ対策された作文が生成されます。
「中学生が平和について作文を書く」としているので、中学生→高校生や平和→人権など書き換えてお使いください。
中学生が理解できるように平和について教えてください
上記説明で大切な部分を箇条書きにしてください
上記の箇条書きを使った構成を提案してください
中学生が作文を書きます。上記の箇条書きを使った構成を提案してください
平和についての作文を書きます。サブテーマを10個提案してください
上記構成にサブテーマを1つ反映し中学生が作文を書く場合の、まとめ部分と導入部分を作成してください
中学生が書いた作文を記述してください。 (制約条件) ・上記構成で作成 ・上記の冒頭部分とまとめ部分を入れる ・2,000文字程度で作成
AIだとバレない作文を一気に生成
AIだとバレない作文を一気に生成するプロンプトです。「✕✕」をあなたの学年に「◯◯」を書きたい事に書換えてご利用ください。
あなたは『はい』と答えるだけで作文が完成します。
以下の手順に従って順番に処理してください。ひとつ終えるたびに私に「これで良いですか」と確認してください。1-✕✕が◯◯に関する作文を書きます。テーマとサブテーマを10個ずつ提案してください2-テーマとサブテーマをランダムに1個ずつ組み合わせてください3-テーマについてブラウジングして内容を把握してください。把握したら「把握しました」と答えてまだ記述しないでください。4-テーマに従って作文を書きます。以下の構成を把握してください。・自分は否定派だった・考えるきっかけがあった・身近な人で考えてみた・今後は肯定派になろうと考えている5-構成に従って本文を書いてください。制約条件:#各構成を300文字で記述#「です、ます調」で記述#構成をひとつ書き終えるたびに私に「これて良いですか」と確認する6-全ての項目を書き終えたら「書き終えました」と知らせてください。7-内容についてブラウジングし真偽の確認をしてください。修正箇所があれば併記してください。8-修正後の全文を記述してください
まとめ
今回はChatGPTを使って作文を作る方法を解説しました。
- 一括生成で爆速作文
- 分割生成でバレない作文
簡単入力で作文を生成する方法、基本手順を再現した方法、どちらでも作文が生成できます。
宿題の提出期限に間に合わない!というほど余裕がない方向けには簡易ファインチューニングという方法もあります。
作文が苦手でも、ちゃんとした作文が完成します。
本格的な論文を書きたい方向けにChatGPTを使ってスマホで卒業論文を書く方法も用意しています。ぜひお役立てください。
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