この記事のポイント
- 2万字を生成する基本プロンプトを紹介
- 引用・参考文献を出力するコツを解説
- ハルシネーション対策は? → “個別出力”でほぼ防げる
- 卒論のAIバレ対策を掲載

卒論2万文字ってAIで生成できるのかな…
AIバレとかハルシネーション(嘘つき問題)が怖いかも…

卒論用の2万文字生成プロンプトを置いておきました。
AIバレは検出ツールにはバレませんが、人間にはバレる可能性があります。その理由と対策も掲載しますね!
ガチれば1日で卒論完成も目指せますよ。
当サイト(AI文章研究所)では「卒論の進め方が分からない」「AIが不自然にならないか不安」といった悩みを解消する方法を掲載しています。ChatGPT以外でも主要なAI(Google Gemini など)であれば同じことが可能です。
【結論】卒論は「構成どおりにプロンプトを投げる」だけで書けます

結論として、ChatGPTは“構成を先に与える”と、もっとも綺麗に卒論を生成できます。
「卒論を作成してください」のような指示だと「それっぽいフンワリ」した文章が生成されてしまいます。
AIに丸投げではなく、序論 → 本論 → 結論 → 参考文献 → 謝辞という“卒論の基本構造”をそのまま指示するのが最も失敗がありません。
この記事ではまず、すぐコピペできるプロンプトから紹介します。
『ほぼ』全自動で生成したい人向けnoteは以下。
note : 『ほぼ』全自動で卒論生成
ChatGPTで卒論を自動生成する方法
以下について順番にプロンプトを置いておきます。
- 卒論構成どおりに生成する「基本プロンプト」
- 序論・本論・結論を出すプロンプト
- 参考文献を列挙するプロンプト
- 謝辞を生成するプロンプト
卒論構成どおりに生成する「基本プロンプト」
まずは“卒論の型”をAIに覚えさせます。
これを最初に投げるだけで後の出力が安定します。
卒論を作成したいので、以下の構成に沿って本文を生成してください。
【卒論の基本構成】
1. 序論(研究背景・問題提起・目的)
2. 本論(先行研究、分析、考察)
3. 結論(まとめ・今後の課題)
4. 参考文献(書籍・Webを区別)
5. 謝辞
まずは上記構成に沿った「詳細アウトライン」を作ってください。
2万字を想定し、各章の推奨文字数もつけてください。
学部に応じた出力が欲しい場合には 卒論2分プロンプトもあるので、お試しください。
序論→本論→結論を生成するプロンプト
アウトラインが出たら、章ごとに生成してもらいます。
▼序論
上記アウトラインに従い、「序論」部分のみ3000字前後で執筆してください。
初心者でも理解しやすいよう、丁寧な言葉でお願いします。
▼本論(章ごとに依頼)
アウトラインの「本論◯章」に該当する部分だけを5000字前後で執筆してください。
引用が必要な箇所は「引用推奨」と記載してください。
▼結論
アウトラインに従い、「結論」部分を2000字前後で作成してください。
研究のまとめと今後の課題を含めてください。
参考文献を列挙するプロンプト(ハルシネーション対策向け)
一気に出すと架空文献が混ざるので、書籍とWebを分けて依頼します。
▼Web参考文献
この卒論テーマに関連する信頼性の高いWeb参考文献を5つ列挙してください。
必ず実在するURLのみを提示してください。
▼書籍参考文献



このテーマに関連する実在する書籍を5冊列挙してください。
タイトル・著者・出版社まで書いてください。
存在しない架空文献は提示しないでください。
※詳しい方法は→【書籍の出力】卒論の参考文献を出力する方法
謝辞を生成するプロンプト
卒論の最後に添える「謝辞」を作成してください。
指導教員・協力者への感謝を丁寧に表現し、300〜500字でお願いします。
ChatGPTで卒論を作る流れ(構成に沿ったやり方)
以下について順番に解説します。
- ステップ1|構成作成
- ステップ2|章ごとの生成
- ステップ3|引用と文献を整える
- ステップ4|人間らしく編集(AIバレ対策)
ステップ1|構成作成
卒論生成の最初の作業はただひとつ。
「構成を先に与える」
これに尽きます。
序論・本論・結論の“型”を理解させると、ChatGPT・Geminiの出力精度は爆発的に上がります。
ステップ2|章ごとの生成
1章ずつ生成すれば、AIのハルシネーション(内容の嘘)や文章破綻がほぼ消えます。
特に本論は複数の小単位に分割するのがコツ。
ステップ3|引用と参考文献を整える
●引用が出てこない時の注意点
ChatGPTは引用を出しますが、一度に長文を生成した時の引用は「要約に基づく引用もどき」になるため、
- 表示された元リンクへ移動
- ページ内検索(Ctrl+F)で該当箇所を探す
- 実際の文を引用する
という作業が必要です。
●書籍引用はハルシネーションが多い
書評サイトなどの要約を再要約する仕組みのため、
書籍の引用をChatGPTに丸投げするのは非推奨です。
ステップ4|AIバレ対策として必ず“人間の手”を入れる
AIは検出ツールにはバレませんが、人間の目にはバレる可能性があります。
なので、
- 主語や語尾の癖をばらつかせる
- 自分の体験・考えを1〜2段落入れる
- ロジックを少し崩す
だけで、人間らしさが一気に増します。
※ゼミがかなり“ゆるい”場合は、AIのポン出しでも通ることがあります(ただし推奨はしません)
Q&A(よくある質問)
■Q1:AI検出ツールにバレますか?
A. 検出ツールには基本的にバレません。
しかし、人間の指導教員には文章の違和感で気づかれる可能性があります。
例えば「LINEのAI返信機能」は人間かどうか識別が難しいですが、「あなたが書いた返信か?」と言われると自分でも違和感ありますよね。あの感じです。
なので、AIバレ対策とは最後に加筆修正することです。
■Q2 : AI生成した卒論は剽窃にあたりますか?
A.AIを使っただけでは剽窃にあたりません。ただし注意点がいくつかあります。
キッチリ定義すると「自分が書いていなければ」全て剽窃です。よって以下は全部「剽窃」です。
- AIポン出し
- 卒論代行を使う
- 友達などに代筆してもらう
このサイトで言うのもアレですが、AIを使うリスクはこの辺にあります。それでも本当に困った時の「奥の手」的なものとして、自己責任でという形ですが卒論プロンプト配布しています。
とはいえ、たぶん頭のいい人達はうまく調整をしながら使っていると思いますよ。
参考 : 剽窃とは?リスクを避ける卒論生成方法
■Q3:引用が出てこないのですが?
A. ChatGPTは引用を出力できます。
ただし、一度に長文を作った場合の引用は“要約ベース”で精度が落ちます。
リンク先へ行き → ページ内検索 → 正しい文をコピペ
これがもっとも安全です。
■Q4:書籍引用が不正確です
A. ChatGPTやGeminiは書籍の引用が苦手です。
仕組み上「ネット上の要約」をさらに縮めるからです。
■Q5:参考文献は出力できますか?
A.可能です。
ただし“個別に依頼した方がハルシネーションが減る”ため、
- 書籍だけ
- Webだけ
と分けて出力するのがベストです。書籍の出力についてですが、出版社や著者を絞って出力することも可能。
■Q6:途中で止まった卒論の続きから生成できますか?

A. PDFをアップロードすれば続きが生成できます。
PDFをAIにアップし、卒論の続きを生成するプロンプトをnoteに置いておきました。
『本当に困った』ってときには使ってみるのも良いかもしれません。
■Q7:「ChatGPTへのフィードバック」って何?
A. 回答が2パターン提示される時の“好みを聞いているだけ”です。
好きな方を選んで問題ありません。
まとめ|ChatGPTの卒論生成は「構成を先に与える」が最強
この記事のポイントをまとめると、
- ChatGPTで卒論を書くなら 構成プロンプトが最重要
- 序論→本論→結論を分けて生成すると精度が高い
- 引用・文献は 個別出力でハルシネーション対策
- AI検出にはかからないが、人間には気づかれる可能性あり
- 軽いゼミはAI丸出しでも通るが、基本は“人間が整える”のが前提
テーマ決定がまだの人はこちら
→ 【選ぶだけ】卒論テーマが決まらないならChatGPT!面白くて書きやすい卒論を簡単ゲット!
この記事があなたの助けになりますように。



コメント
テンプレを元に章立てのところがよくわかりません。
章立ては自分で考えて、[c2]に追記するのでしょうか。
お問い合わせ、ありがとうございます。
章立てですが本来ですと、自分で考えて追記をしなくても生成できるようにしておりました。
しかし、ChatGPTの仕様が執筆時点と変わったようで、記事の方法ではうまくいかなくなっているようです。
お急ぎの場合は[c1][c2]の一括生成ではなく、分割生成での対応をよろしくお願いいたします。
一括生成については検証・修整した上、当コメント欄にてお知らせしますのでしばらくお待ちください。
お時間を取らせてしまい、申し訳ございません。
けん様
該当箇所を修整いたしました。
最初に条件を書いた上で[c1][c2]のタスクを振ることで章立ての生成が可能です。
サイト巡回による情報取得についても、内容を修整しております。
今後とも、よろしくお願いいたします。
論文のテンプレ化がよくわかりません。モザイク部分は論文のタイトルを入れるのかURLを貼り付けるのかどちらですか?
ご連絡ありがとうございます。
モザイク部分は『「2020年の論文コンテストで優勝した」卒業論文の構成を分析しテンプレートを作成』と入力していたのですが、同じプロンプトでテストしたところGPT3.5では作成できないことが判明しました。不正確な情報提供をしてしまい申し訳ございません。
記事内容を修正し再掲いたしますので、しばらくお待ち下さい。
数パターンのテストをしましたが、やはり2024/06/現在では「分析→テンプレ化」ができないようです。今後のアプデでできるようになるかもしれないので念の為テンプレ手順は残しておこうかと思います。
再度テンプレ化が有効になるまで代わりのプロンプトを用意しましたのでご利用ください。ChatGPTが確認してくるので「はい」「良いです」「続きをお願いいたします」など返答しつつお試しください。
【GPT3.5版プロンプト】
あなたが持っている2020年までのデータを元に以下の指示に従って論文執筆をお願いいたします。c1から順に処理をお願いいたします。確認したら「はい」と答えてください。
c1:論文の形式は「論証型」でお願いいたします。
c2:テーマを「2010年から2020年における若者の未婚化・晩婚化」をテーマとして、問い・主張・論証の設定をお願いいたします。
c3:
論文構成を『論文タイトル・アブストラクト・本体・まとめ・参考文献』としてください。
c4:本体の章立てを「章」「節」「項」で設定し、表記は「1-1-1」「1-1-2」のようにお願いいたします。
c4:論文構成に従って執筆をお願いいたします。1章書き終えるたびに「これで良いか」と私に確認してください。