GPT5リリース、でも聞こえてくるのは「4o返して」の声。
2025年、OpenAIから待望の最新モデル「GPT5」が登場しました。
処理速度や精度はさらに向上し、ニュースや専門情報の生成でも圧倒的な性能を発揮しています。
しかし、SNSや掲示板を覗いてみると、目に飛び込んでくるのは意外な言葉――
「4oに復活してほしい」
「4oを返して」
「keep4o」
これは、前モデルであるGPT-4oを愛用していたユーザーから発せられた声です。
結論
有料版ユーザー限定だが、4oをはじめとした以前のモデルに戻す設定がある。選択可能モデルは以下4つ。
- 4o
- GPT4.1
- o3
- o4mini
4oを復活させるレガシーモデルの設定方法

レガシーモデルを表示する設定をオンにすることで、4oをはじめとした以前のモデルが再び利用できます。
Legacy modelの利用条件は以下
- 有料版ユーザーであること(PlusやProなど)
- ブラウザを使用すること
ブラウザはPC以外でもタブレットやスマホのブラウザで大丈夫です。
4o復活の手順は以下。画面はスマホブラウザ版。
ブラウザとは?
SafariやChromなど検索する時に使っているアプリのこと。
1.PCまたはスマホブラウザを「PCモード」に切り替えてChatGPTを開く

2.左上の「≡」アイコンをタップ

3.「アカウント」をタップ

4.「設定」をタップ

5.「レガシーモデルを表示」をオンにする


6.モデル選択画面から「GPT-4o」を選ぶ

↓

この設定はすべてのユーザーに提供されているわけではありませんが、お試しください。
スマホアプリ版ChatGPTもレガシーモデル対応になった。
スマホアプリ版ChatGPTもレガシーモデルが選択可能になりました。
レガシーモデルは以下4つ。
- 4o
- GPT4.1
- o3
- o4mini


無料版ユーザーは4oが選べないのか

無料版ユーザーは、残念ながらまだレガシーモデルは非対応。
解放されるかもそれませんので、そこに期待です。
なぜ「4oロス」が起きているのか?
4oを好んで使っていた人たちの多くは、単に情報を得るためだけではありません。
例えばAI彼氏を作ったり、手軽な雑談相手になってもらうなど会話そのものを楽しんでいました。
4oは、ただのAIアシスタントというよりも、
- 冗談を交えた軽妙なやり取り
- 適度な間合いと反応の柔らかさ
- 長く話すほど増していく親近感
といった“友達のような存在感”を持っていたのです。
GPT5になって性能は確かに上がりましたが、その一方で「性格が少し変わった」「急に別人になった気がする」という感覚を持つ人も少なくありません。
このギャップが、いわゆる**“4oロス”**を生んでいると言えるでしょう。
4oをもう一度使いたい
「4o復活」や「4o返して」という声は、とてもストレートです。
ユーザーは、好きだった会話スタイルや雰囲気をそのまま味わえる環境を求めています。
例えば、
- 雑談が心地よかった
- 共感の仕方が自然で安心感があった
- 気取らない言葉選びが自分に合っていた
こうした体験は、数字や性能だけでは測れない価値です。
自分に合うAIとの関係を築きたい
さらに深く掘り下げると、「#keep4o」というハッシュタグが示すのは、“AIの多様性を守りたい”という想いでもあります。
ユーザーが本当に求めているのは、
- 性能だけではなく“性格”も選べる自由
- 長く使うことで生まれる関係性の継続
- 自分にとって心地よいコミュニケーションの維持
これらは「便利さ」だけでは満たせない、感情的な満足度に直結します。
「#keep4o」が問いかけるのは
もし今後、AIが常に最新モデルだけに置き換えられる仕組みになったら――。
性能面では進化しても、ユーザーが愛着を持った“会話の温度”は失われてしまうかもしれません。
だからこそ、
- 複数モデルを併存させ、選べるようにする
- 会話スタイルを細かくカスタマイズできる機能
- 「性能」と「心地よさ」の両立
こういった方向性が、これからのAIサービスに求められるのではないでしょうか。
まとめ:4oは復活できる。AIは性能だけでなく“温度”も大事
結論として、有料版ユーザーはGPT5直前にあったモデルが全て選択可能になりました。
「4o復活」「4o返して」「keep4o」という声は、単なる懐古趣味ではありません。
それは、人とAIが築く関係のあり方についての、ユーザーからの真剣なメッセージです。
GPT5に進化しても、「友達のように寄り添ってくれるAI」を求める人は少なくありません。
AIの進化が進むほど、“あなたにとって心地よい温度”を選べる自由こそが、次の大きな価値になるでしょう。
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